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2008年2月19日 (火)

中小企業経営革新支援法知事認定

クロマグロ陸上養殖プロジェクトが「中小企業経営革新支援法」 県知事承認となりました

平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。さてこのたび平成二十年度経営革新支援について、静岡県知事より承認が下りましたのでご報告申し上げます。これを機に当社のマグロ養殖にも一層の拍車をかけ事業化に邁進する所存でございます。今後とも本事業へのご支援を賜りますようお願い申し上げます

WHA株式会社

2008年2月 5日 (火)

毎日新聞 クロマグロ陸上養殖 WHA株式会社 

朝焼けに焦れて:/6 マグロ船からの報告 規制なき養殖過熱 

2008.01.07  (1,063)  

 ◇稚魚めぐり争奪戦

 昨年夏、高知県や和歌山県の静かな漁村で異変が起きた。クロマグロを稚魚から育てる養殖に企業が次々と参入し、漁のない夏に初物としてわずかに食べられるだけだった体重数百グラムのクロマグロの稚魚「ヨコワ」に、異常な高値が付いたのだ。

 地中海やメキシコで盛んに行われる「蓄養」は、若い成魚を半年程度太らせて出荷する。一方養殖は、ヨコワを巨大ないけすで2~3年飼育し、体重約60キロに成長させて出荷する。ヨコワにはマグロに付きものの漁獲規制がないのが大きな違いだ。

 陸上養殖を手がけるWHA(焼津市)に所属し、養殖会社で培った技術を駆使して高知市南西の須崎湾でヨコワを育てている森光雄仁(ゆうじ)さん(35)は、「いずれマグロの中心は天然から養殖に移る」と予測する。漁獲規制が強化される中で、大手水産会社も次々と養殖に参入し始めた。

 昨年の養殖クロマグロの出荷推定量は前年より500トン増の4000トン超。大手各社の目標値を合算すると、09年には日本船の現在のクロマグロ漁獲量の1・6倍にあたる8000トンに増える見通しだ。2倍の増産を目指す業界最大手のマルハは「海外頼みの『蓄養』より安定していて、国内産というブランドも大きな魅力だ」と話す。

 養殖のカギを握るのは、ヨコワの確保だ。従来ほとんど漁獲実績がなかったが、昨年は十数万匹に上ったとみられる。産地ではヨコワを釣れる一本釣りの漁師に水産会社など十数社から依頼が殺到し、船と漁師の激しい争奪戦が起きた。高知では数年前まで1匹1000円前後だった相場が、昨年は1890円に高騰。燃料費や日当を出す業者も現れ、地域によっては2500円を超えるところも出た。「これ以上高騰すれば資金力のない会社は厳しい」と森光さんは言う。卵からの完全養殖も、大学や大手企業でなければ手をつけられない。

 さらに、養殖魚の急増で、価格が下落するリスクも高まっている。実際、養殖で生産過剰になったカンパチは価格が下落、1キロあたり700円の生産コストに対して価格は800円台まで落ち込み、中小養殖業者の廃業が相次いだ。その後に台頭したのは、エサから自社調達でき、コスト削減の余地が大きい大手だ。「クロマグロがカンパチの二の舞いにならない保証はない」と森光さんは不安の目を向ける。

 クロマグロでも、資金力や販売網のある大手だけが市場で生き残るのか。空のいけすが目立つ須崎湾を見ながら、森光さんはエサをまくためのスコップを強く握りしめた。=つづく(題字は書家の渡辺亮南さん)

毎日新聞社

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