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2008年1月29日 (火)

[海・秘めたる力](4)「地下海水の幸」マグロ

[海・秘めたる力](4)「地下海水の幸」マグロ(連載)=静岡

2008.01.05 東京朝刊 31頁 写有 (1,420)  

 ◆三保で取水 「水槽養殖」研究

 駿河湾に突き出た静岡市清水区の三保半島の地下には、粘土や砂利層の下に湾から海水がしみ込んだ層がある。この半島特有の「地下海水」をくみ上げ、魚介類を陸上の水槽で養殖する試みが進んでいる。

 東海大海洋学部水産学科教授の秋山信彦さん(46)(水産増殖学)の研究室の水槽でアオリイカや魚たちが泳ぐ。水槽に流れるのは、敷地内の深さ23メートルの井戸から取水した地下海水。塩分は海水とほぼ同じで、水温は年間を通じ17~21度に保たれている。酸素を含まず一般細菌類や大腸菌などが混入しないため、養殖に適している。

 「地域ならではの資源を使わない手はない」。同大海洋科学博物館でも利用されていた地下海水に、20年ほど前に着目した。

 最近の取り組みが、新興の水産会社「WHA」(焼津市)と共同で研究するクロマグロの陸上養殖だ。

 2006年9月から、大学内に設置した直径5メートルの円柱状の水槽4基に強い水流を作り、高知沖から運んだマグロの稚魚を泳がせた。高速で壁に衝突して死ぬのを防ぐためだ。

 ◆安全性

 使った地下海水は、フィルターで排せつ物やごみを取り除き、半分は循環させる。水温が一定なので冬でもヒーターで加熱する必要はなく、病気になったマグロはいなかった。秋山さんは「温度調節がいらず、病原菌がいない安全性が最大の特長。その分コストが抑えられる」と説明する。

 初年度の実験では、体長20センチ(200グラム)の稚魚を5か月かけて55センチ(3・3キロ)に育てたものと、10か月で60センチ(5・5キロ)にしたものを、天然マグロの肉質と比べた。

 養殖マグロはうま味成分のたんぱく質や脂質は天然とほぼ同等のうえ、肝臓から検出された有害な水銀やカドミウムの値は天然物の約半分だった。自然界では海中の小魚を食べて蓄積されるが、養殖では餌の小魚を選び、魚粉の人工飼料を改良すればさらに抑えられる可能性がある。地下海水の水質も検査している。

 「予想以上の結果だった」。同社専務の山本明人さん(45)は今でこそ胸を張るが、陸上養殖を構想した当初は周囲から一笑に付された。秋山さんと出会って地下海水による飼育方法を知り、共同研究が実現した。

 同社は年内にも直径25メートル規模の大型水槽を建設し、事業化に向け踏み出す計画だ。賛同する県内大手スーパーも研究に参加し、養殖マグロの販売に協力を申し出ている。

 ◆循環型

 稚魚を傷つけずに捕獲して運び、生き残る割合を高めるのが課題だ。目標は卵から育てる完全養殖。「海から切り離されているが、地下海水という海の恵みを受け、人にも環境にも優しい養殖技術になるはずだ」。山本さんは夢を語る。

 地下海水による養殖は、マグロ以外の魚介類にも可能性が広がる。

 アワビの場合、水温が一定の地下海水では、通年で餌を食べるため成長が安定し、小型であれば早期の出荷が可能になる。同じ水槽でナマコを飼うと、アワビの排せつ物や食べ残しの餌をナマコが掃除し、しかもナマコも出荷できる。

 清水商工会議所と地元企業、県内の大学、静岡市が連携する研究会でも、地下海水による陸上養殖の事業化を目指している。

 「無駄を極力少なくし循環型の技術を確立したい」と秋山さんは力を込める。海の恩恵を受けながら、環境への負担を減らす陸上養殖の試みは、起業につながる兆しが見え始めている。    読売新聞社

2007年9月30日 (日)

マグロ陸上養殖企業説明会開催

マグロ陸上養殖企業説明会開催

WHA㈱は、現在クロマグロの陸上養殖プロジェクトを実行中ですが、今般、プロジェクト推進に伴い、第2プラント(本プラント)建設を計画中であります。つきましては、本事業に関する説明会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。ご多忙の折、恐縮ですが、ぜひともご臨席賜りますようお願い申し上げます。

 日時/2007.11.9 場所/ツインメッセ静岡 主催/(財)しずおか産業創造機構

 

クロマグロの陸上養殖プロジェクトの概要

近年世界的に魚介類の乱獲が進み、海洋資源は枯渇しつつある。また、海洋汚染に伴い魚介類の体内汚染等も問題になりつつある。特に高級魚であるクロマグロについてはその傾向が顕著である。そうした中、クロマグロの養殖が世界各地の海域で取組まれてきたが、自然災害の影響等もあり安定的な生産が実現できていないのが現状である。

 そこで当社が取組むのが、世界初のクロマグロの陸上養殖である。これにより、台風や赤潮等の自然災害の影響を受けることがなくなるため、安定的な生産が可能となる。また、海洋汚染の影響を受けることもないため、消費者にとっての安全性も格段に向上する。

 陸上養殖クロマグロの最も大きな特徴は、養殖マグロであるにも関わらず天然マグロと遜色ない肉質を誇ることである。従来の養殖マグロは、運動不足により脂肪分が余剰となるため、味・肉質面で天然マグロに太刀打ちできなかった。しかし、本プロジェクトでは水槽内に水流を発生させてマグロを十分に運動させるため、非常に良質な味・肉質を持ったクロマグロに仕上がる。さらに無菌状態の地下海水を使用するため、健康面でも海域のクロマグロとは比較にならないほど安全性が高いと言える。

 日常的にマグロを食してきたわが国にとって、世界的な海洋資源の枯渇は食卓の危機を意味する。その点でも、クロマグロの陸上養殖実現は非常に大きな役割を持っている。将来にわたって、わが国がこれまでのようにマグロを食べ続けられるか否かは、まさに本プロジェクトにかかっていると言っても過言ではないのである。

 将来的な目標としては、本プロジェクトの全国的な普及も視野に入れている。これにより、日本全体が永続的にクロマグロを食べ続けられるようにするとともに、衰退傾向にある全国の水産業の復活、ひいては日本全体の活性化につなげていきたいと強く望んでいる。

2007年8月20日 (月)

静鉄ストア マグロ

静鉄ストア ホームページhttp://www.s-store.co.jp/Maguro-2/maguro-2.html にて第二弾クロマグロ陸上養殖プロジェクトの紹介があります。マグロの試食に関した記事や最新情報が掲載されています。担当者/福井女史の優しい思いのこもった記事は必見。

2007年7月20日 (金)

マグロ試食会

陸上養殖マグロの試食会

2007.7.15 静岡駅構内〔アスティ〕の炉囲土にてマグロの試食会を開催しました。

お陰様を持ちまして5㍍水槽内にて300超の飼育記録を更新したマグロ3尾を試食致しました。サイズは6㎏から8㎏のサイズ70㎝から80センチ程度のものでした。 天然物と比較したところ赤身が天然物よりきれいに出ていて大変好評でした。

2007年6月13日 (水)

マグロ陸上養殖をお考えの皆様

当社では日本内外で鮪陸上養殖を考えている方々に全面協力する体制を整えております。

鮪陸上養殖プロジェクトを推進されたいと考えている方はお気軽にお問い合わせください。

WHA株式会社