マグロの試食会
平成21年3月13日清水商工会議所主催、第50回記念産学官講演会・交流会が開催されました。当日1階多目的ホールでは、東海大学産学連携共同研究成果発表パネル展示が行われ、クロマグロ陸上養殖プロジェクト成果もパネル展示されました。講演会後の交流会では、クロマグロ陸上養殖プロジェクト研究成果物(マグロ)の試食が行われ、参加各団体・企業の方々から臭みが無く美味しい、早期の事業化を願うと好評を頂きました。
平成21年3月13日清水商工会議所主催、第50回記念産学官講演会・交流会が開催されました。当日1階多目的ホールでは、東海大学産学連携共同研究成果発表パネル展示が行われ、クロマグロ陸上養殖プロジェクト成果もパネル展示されました。講演会後の交流会では、クロマグロ陸上養殖プロジェクト研究成果物(マグロ)の試食が行われ、参加各団体・企業の方々から臭みが無く美味しい、早期の事業化を願うと好評を頂きました。
[海・秘めたる力](4)「地下海水の幸」マグロ(連載)=静岡
2008.01.05 東京朝刊 31頁 写有 (全1,420字)
◆三保で取水 「水槽養殖」研究
駿河湾に突き出た静岡市清水区の三保半島の地下には、粘土や砂利層の下に湾から海水がしみ込んだ層がある。この半島特有の「地下海水」をくみ上げ、魚介類を陸上の水槽で養殖する試みが進んでいる。
東海大海洋学部水産学科教授の秋山信彦さん(46)(水産増殖学)の研究室の水槽でアオリイカや魚たちが泳ぐ。水槽に流れるのは、敷地内の深さ23メートルの井戸から取水した地下海水。塩分は海水とほぼ同じで、水温は年間を通じ17~21度に保たれている。酸素を含まず一般細菌類や大腸菌などが混入しないため、養殖に適している。
「地域ならではの資源を使わない手はない」。同大海洋科学博物館でも利用されていた地下海水に、20年ほど前に着目した。
最近の取り組みが、新興の水産会社「WHA」(焼津市)と共同で研究するクロマグロの陸上養殖だ。
初年度の実験では、体長20センチ(200グラム)の稚魚を5か月かけて55センチ(3・3キロ)に育てたものと、10か月で60センチ(5・5キロ)にしたものを、天然マグロの肉質と比べた。
養殖マグロはうま味成分のたんぱく質や脂質は天然とほぼ同等のうえ、肝臓から検出された有害な水銀やカドミウムの値は天然物の約半分だった。自然界では海中の小魚を食べて蓄積されるが、養殖では餌の小魚を選び、魚粉の人工飼料を改良すればさらに抑えられる可能性がある。地下海水の水質も検査している。
「予想以上の結果だった」。同社専務の山本明人さん(45)は今でこそ胸を張るが、陸上養殖を構想した当初は周囲から一笑に付された。秋山さんと出会って地下海水による飼育方法を知り、共同研究が実現した。
同社は年内にも直径25メートル規模の大型水槽を建設し、事業化に向け踏み出す計画だ。賛同する県内大手スーパーも研究に参加し、養殖マグロの販売に協力を申し出ている。
地下海水による養殖は、マグロ以外の魚介類にも可能性が広がる。
アワビの場合、水温が一定の地下海水では、通年で餌を食べるため成長が安定し、小型であれば早期の出荷が可能になる。同じ水槽でナマコを飼うと、アワビの排せつ物や食べ残しの餌をナマコが掃除し、しかもナマコも出荷できる。
清水商工会議所と地元企業、県内の大学、静岡市が連携する研究会でも、地下海水による陸上養殖の事業化を目指している。
「無駄を極力少なくし循環型の技術を確立したい」と秋山さんは力を込める。海の恩恵を受けながら、環境への負担を減らす陸上養殖の試みは、起業につながる兆しが見え始めている。 読売新聞社
マグロ陸上養殖企業説明会開催
WHA㈱は、現在クロマグロの陸上養殖プロジェクトを実行中ですが、今般、プロジェクト推進に伴い、第2プラント(本プラント)建設を計画中であります。つきましては、本事業に関する説明会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。ご多忙の折、恐縮ですが、ぜひともご臨席賜りますようお願い申し上げます。
日時/2007.11.9 場所/ツインメッセ静岡 主催/(財)しずおか産業創造機構
クロマグロの陸上養殖プロジェクトの概要
近年世界的に魚介類の乱獲が進み、海洋資源は枯渇しつつある。また、海洋汚染に伴い魚介類の体内汚染等も問題になりつつある。特に高級魚であるクロマグロについてはその傾向が顕著である。そうした中、クロマグロの養殖が世界各地の海域で取組まれてきたが、自然災害の影響等もあり安定的な生産が実現できていないのが現状である。
そこで当社が取組むのが、世界初のクロマグロの陸上養殖である。これにより、台風や赤潮等の自然災害の影響を受けることがなくなるため、安定的な生産が可能となる。また、海洋汚染の影響を受けることもないため、消費者にとっての安全性も格段に向上する。
陸上養殖クロマグロの最も大きな特徴は、養殖マグロであるにも関わらず天然マグロと遜色ない肉質を誇ることである。従来の養殖マグロは、運動不足により脂肪分が余剰となるため、味・肉質面で天然マグロに太刀打ちできなかった。しかし、本プロジェクトでは水槽内に水流を発生させてマグロを十分に運動させるため、非常に良質な味・肉質を持ったクロマグロに仕上がる。さらに無菌状態の地下海水を使用するため、健康面でも海域のクロマグロとは比較にならないほど安全性が高いと言える。
日常的にマグロを食してきたわが国にとって、世界的な海洋資源の枯渇は食卓の危機を意味する。その点でも、クロマグロの陸上養殖実現は非常に大きな役割を持っている。将来にわたって、わが国がこれまでのようにマグロを食べ続けられるか否かは、まさに本プロジェクトにかかっていると言っても過言ではないのである。
将来的な目標としては、本プロジェクトの全国的な普及も視野に入れている。これにより、日本全体が永続的にクロマグロを食べ続けられるようにするとともに、衰退傾向にある全国の水産業の復活、ひいては日本全体の活性化につなげていきたいと強く望んでいる。
静鉄ストア ホームページhttp://www.s-store.co.jp/Maguro-2/maguro-2.html にて第二弾クロマグロ陸上養殖プロジェクトの紹介があります。マグロの試食に関した記事や最新情報が掲載されています。担当者/福井女史の優しい思いのこもった記事は必見。
WHA株式会社では平成19年度クロマグロ(ヨコワ)販売事業を開始しました。 販売状態は活魚です。 TEL 0543-37-1110 FAX 0543-37-0077 担当/森光
陸上養殖マグロの試食会
2007.7.15 静岡駅構内〔アスティ〕の炉囲土にてマグロの試食会を開催しました。
お陰様を持ちまして5㍍水槽内にて300超の飼育記録を更新したマグロ3尾を試食致しました。サイズは6㎏から8㎏のサイズ70㎝から80センチ程度のものでした。 天然物と比較したところ赤身が天然物よりきれいに出ていて大変好評でした。
当社では日本内外で鮪陸上養殖を考えている方々に全面協力する体制を整えております。
鮪陸上養殖プロジェクトを推進されたいと考えている方はお気軽にお問い合わせください。
WHA株式会社
マーケットの規模・成長性
平成5年に306,235円であった一般家庭の一人当たりの食料支出金額は年々減少し、平成15年には287,631円となり7%も減少した。このうちの生鮮魚介類の支出は23,246円から18,766円と20%も減った。品目別の支出で見ると平成5年にはマグロ、エビ、貝類はそれぞれ2,613円、2,238円、2,081円の順に多かった。平成15年になるとマグロは2,387円、貝類は1,876円、エビは1,306円の順となり、それぞれの金額も減少した。また、生鮮魚介類全体の消費量は、平成5年には14,309gで、平成15年には13,186gと8%減少しているが、マグロの消費量は平成5年の952gから平成15年の1,051gと増加している。この理由には回転寿司や外食産業などにおいて、天然物よりも安い価格で、品質的にも安定したトロ商材という形で蓄養マグロが販売されたことによる。
マグロ類の主な供給源は、はえ縄やまき網による国内での漁獲と海外からの輸入である。しかし、漁獲高は平成5年の39万トンから平成15年の27万トンへと,ここ10年で大きく減少し(添付資料4-2)、輸入量は30万トン前後で大きく変わっていない(添付資料4-3)。また、漁業による生産額は、平成5年は3,379億円で、平成15年には1,581億円と減少しているものの、他の魚種と比較して額は大きい(添付資料4-2)。輸入金額は、平成5年では3,595億円のエビに次ぐ1,893億円で、平成15年も2,481億円のエビに次いで2,229億円と大きい金額であった。
このように、マグロ類の市場の規模は他の魚介類と比較して大きいが、消費量が増加しているにも関わらず、その供給は減少傾向にある。
他方、天然のマグロ類には0.27~0.98μgの水銀が含まれており、0.02~0.03μgを含むイワシ類と比較して高いことが報告されている(添付資料4-4)。平成15年には厚生労働省から魚介類からの水銀摂取量の注意に関する通達が出された。さらに、近年、BSEや残留農薬などの問題も生じ、消費者の食の安全性への関心が高まっている。
陸上養殖では人の管理が行き届き、餌もコントロールすることで、天然物よりも水銀含量の低いマグロが生産可能である。さらに、年間を通して水温が安定し,さらに一般細菌類が著しく少ない地下海水を利用することで、疾病の発生を押さえ、薬を使用せずに安全な魚を計画的に生産することもできる。このようにして養殖された魚は、出荷までの履歴が明確であるため、消費者の安全・安心のニーズに応えられる。安心と安全をマグロの新ブランドとすることで、従来の市場に新たな需要が加わり、成長が十分に見込めると考えられる。また、この地下海水は静岡市の三保地区で取水できるが、他の地域では困難である。この地域で養殖が可能になれば、東名高速道路や将来開通するであろう中部横断自動車道を利用し、全国に安心・安全・水銀フリーのしずおかブランドのマグロを低価格で供給することが可能となる。このように、しずおかの新産業として将来的に全国展開することが可能な新産業と考えられる。
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